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2019.08.05

先人敬い神輿担ぎ/福島市の聖徳太子神社で

福島稲荷神社の聖徳太子神社例大祭が31日、同神社の夏越大祓人形祭に合わせて行われた。聖徳太子を奉る聖徳太子神社讃仰会(宮地明会長)の会員ら24人が出席した。聖徳太子は古代史上社寺建築に残した功績がたたえられ、各地で「大師講」として伝承されている。
神事は福島稲荷神社の丹治正博宮司ら5人の神職によって執り行われた。出席者らは玉ぐしをささげて建築の祖・聖徳太子の偉功に思いをはせ、家業や人々の安全を祈願した。
前夜祭では、福島市を中心に同讃仰会と神輿を担ぐ会に所属する若手職人、世話役ら約60人が集合。先人の遺徳を敬いながら太子神社の神輿担ぎが盛大に行われた。
神社前で神事を執り行い、御霊を神輿に移す移御式を行った。約40人の若手職人らが担ぎ棒に肩を入れると歓声が上がり、約450㌔の神輿はもみ上げられながら境内を回り、市内に出て約1時間にわたり練り歩き職人の威勢と心意気を示した。
讃仰会は聖徳太子を奉る大工、鳶、左官、塗装などの県北地方の建築関係職人で結成。神社は1940年に計画され62年に建立された。神輿は2003年に製作した。(8月5日付)


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