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2020.02.21

会津縦貫南・小沼崎BPの田代トンネル貫通

会津縦貫南道路4工区・小沼崎バイパス(BP)の仮称・田代トンネル貫通式が18日、下郷町高陦地内の現地で行われ、同バイパス整備の区切りを祝うとともに万全の体制で工事を進めることを誓った。
宗像誠也南会津建設事務所長や加茂裕之三井住友建設常務執行役員東北支店長のほか、来賓の星學下郷町長、赤森充郡山国道事務所長ら約50人が出席した。
宗像所長が「国道118・121号を取り巻く環境は、極めて急峻な地形に囲まれており、大雨等に脆弱(ぜいじゃく)なことからBP整備が急務となっていた。無事貫通したことは、地域住民と施工者の協力のおかげだ。今後も小沼崎BPの完成に努める」とあいさつ。赤森所長が「会津縦貫南道路の整備は、幹線ネットワークを形成し、今後の地域発展に寄与するだろう。国としても湯野上BPの着実な整備を進める」と祝辞を寄せ、加茂支店長が「貫通を通過点とし、万全に向けた整備を進める」と謝辞を述べた。
宗像所長と星町長、加茂支店長が掘削ボタンを押して貫通させ、通り初めや樽神輿、鏡開きで盛大に貫通を祝った。
同トンネルは、小沼崎BP内主要構造物の一つで、延長は678m。会津若松市へと至る起点坑口部には、阿賀川に架かる仮称・下郷大橋が接続する。
施工個所の地質が、軟質岩や中硬岩で構成されており、全体的に強い風化や変質を受けていることから、工事にNATM(山岳トンネル工法)を採用している。施工は三井住友建設・小野工業所特定JVが担当しており、引き続き7月を工期に覆工工事を進める。
同BPは、下郷町大字小沼崎から大字高陦地内に至る計画区間約1.53km。幅員は7(9.5)m。2020年代前半の完成を目指している。

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