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2020.09.28

中学生が組子づくり挑戦/マイスター指導

県技能振興コーナー(県職業能力開発協会)は23日、矢祭町立矢祭中学校で「ものづくりの魅力発進・ものづくり体験教室」を開いた。生徒たちは、ものづくりマイスターの建具製作を鑑賞したほか組子コースター作りにも挑戦。技術や技能の素晴らしさ、ものづくりの楽しさに触れた。
「目指せマイスタープロジェクト~地域のものづくりを知ろう『組子コースター』」と銘打ち、国から受託した「若年技能者人材育成支援等事業」の一環で開いた。1年生40人と保護者2人も参加した。
家具製作と建具製作の2部門でものづくりマイスターに認定されている同町のカナザワ建具店の金澤良一氏が講師を務めた。
金澤氏は道具や自身の作品を使いながら生徒との意見交換方式で建具製作について説明。障子戸の製作と張り替えを実演した。生徒たちは、木の性質を生かしながら部品を順序良く効率的に組み立てていくマイスターの技に目を見張っていた。
金澤氏のアドバイスを受けながら「麻の葉」と「三ツ組手」と呼ばれる2種類の組子コースターづくりにも挑戦した。
同校は、生徒たちに働くことの大切さや目的意識を持たせるため体験実習を積極的に取り入れている。生徒たちと一緒に組子づくりに挑戦した本田栄敏教頭は「ものづくりの面白さを確認できました。生徒たちには技能を尊重する人間に育ってほしい」と話していた。


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