福島建設工業新聞社

県職業能力開発協会・県技能振興センター主催の「ものづくり体験教室」は6日、鮫川村の村立鮫川中学校で開かれた。生徒たちは、ものづくりマイスターの関根巨樹さん(花月庭園)の指導を受けながら「苔玉づくり」を体験。緑への関心を高めるとともに、ものづくりの楽しさや素晴らしさに触れた。
ものづくり体験教室は、国の「若年技能者人材育成支援事業」の一環。学校側も技術・家庭科の授業時間を使って、将来の職業選択の参考とするための職業体験学習として参加した。
1年生27人と保護者5人が参加した。相馬慶二校長が「マイスターの技に触れて、ものづくりの素晴らしさを感じてください」とあいさつ。関根さんが樹木を生かした庭造りや都市公園環境など緑の大切さと造園業の仕事などについて講話した。
生徒たちは関根さんの指導を受けながら苔玉づくりに挑戦した。また、完成した苔玉を載せる、真竹を使った竹器づくりを関根さんが実演した。