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2021.07.26

福島市内9校で出前講座/県浄化槽協会

県浄化槽協会(大河原正一会長)は、小学校を対象とした出前講座「こども環境教室~水のゆくえ~」に取り組んでいる。今年度はコロナ禍にもかかわらず過去最多の10校から申し込みがあり、15日までにこのうち9校で開催。浄化槽を通じて児童に水の大切さを伝えた。
環境教室は、子どもたちに生活排水の処理方法や水循環の仕組みなどを教え、水環境保全の重要性や浄化槽の役割について理解を深めてもらおうと、2017年度に協会の重点事業としてスタート。実施学校管内の支部と連携して講座を企画運営している。今年度分を含めこれまでに福島市、南会津町で計25回開催し、児童1227人が参加している。
今年度申し込みのあった10校はすべて福島市内の小学校。新型コロナウイルス感染症の感染拡大が懸念されたが、学校側の要望もあって、6月17日の瀬上を皮切りに蓬莱、福島第二、水保、庭塚、野田、平田、下川崎、清明の9小学校で予定通り開いた。残る岡山小学校は11月の開催を計画している。
講座は児童自らが測定や観察を行う体験学習が中心。福島支部青年部会員らが講師となり①水循環と生活排水処理②顕微鏡による微生物の観察③パックテストによる水質測定④ペーパー類の溶解度比較実験―について授業を行った。実物大のカットモデルで浄化槽の構造なども説明した。
22年度はいわき地区で初の講座を予定しており、いわき市環境整備事業協同組合青年部のメンバーが授業内容を視察した。


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