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2013.02.19

若い情熱が復興加速/第5回高校卒業設計優秀作品表彰/20、21日、コラッセに展示

福島建設工業新聞社、県建築士事務所協会の共催による第5回県建築系高校卒業設計優秀作品表彰式が19日、福島市の福島ビューホテルで行われ、6校17人に表彰状と盾、記念品が贈られた。県、県教育委員会の後援。
各高校の卒業設計の中から特に優秀な作品を各校に推薦してもらい一堂に集めて表彰することで、生徒の建築設計技術や意欲の向上を図る。来賓の野内忠宏県土木部建築担当次長、協賛団体の安村敏之県建設業協会事務局長、松隈仁吉県建築士会長、白井武男県建築設計協同組合理事長、遠藤知世吉日本建築家協会東北支部福島地域会広報委員長が出席した。
主催者を代表し田畑光三県建築士事務所協会長が「建築はもちろん、必要な学業の成果が評価されたものであり、3年間の努力に敬意を表したい。さらなる勉学、研究に励み、新生ふくしまの創造に貢献してほしい」とあいさつ。
野内次長は「高校生活で学ばれた成果が思う存分発揮された秀作で、工夫やアイデアにあふれていると感心した。卒業設計に取り組んだ熱意や建築に対する情熱を忘れずに今後に生かしてほしい。震災から1年11カ月が経過したが、環境を取り戻すためにも次世代を担う皆さんの活躍を期待し、皆さんの建築に対する熱意や情熱が、復興を必ず加速させると確信する」と期待を寄せた。
斎藤直樹福島建設工業新聞社代表取締役社長が一人ひとりに表彰状と楯を手渡し、受賞者を代表して学法福島高校の齋藤琢磨さんが「震災の被害状況を振り返り建築系分野の果たす役割の大きさを再認識した。復興のために自分ができることを精いっぱい取り組んでいきたい。実社会で貢献できる人材となることを第一の目標として鋭意努力したい」と謝辞を述べた。式終了後は来賓のアドバイスを受け昼食をとった。
作品は20、21日、福島市のコラッセふくしまに展示し、一般に公開する。
受賞者、作品テーマは次の通り。
【県立福島工業高校】▽佐々木郁弥「一体型二軒家」▽長谷川周平「森の中」▽三浦歩「Alight Blight Sunlight House」
【県立郡山北工業高校】▽小林聖香「にじいろようちえん」▽菅野拳「美術館~音楽都市の美術館~」▽富塚彩紗「~奏でるHOUSE~」
【県立会津工業高校】▽菅家朋子「市民が作る博物館」▽重巢陽美「コミュニティセンター」▽前川慎吾「ペットパーク」
【県立勿来工業高校】▽加藤咲樹「Moanalani劇場~aloha~」▽佐藤菜緒「光の差す図書館~Park of all」▽鈴木美波「Ageless beauty fashion」
【県立喜多方桐桜高校】▽小林由将「私の夢の住まい」▽真部拓人「私の理想とする住まい」
【学校法人松韻学園福島高校】▽大越優太「ギター屋ESP」▽齋藤琢磨「居酒屋TKM」▽三浦将武「プラネタシネマー」


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