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2021.11.24

県設計協組が木の町館を見学、研修

県建築設計協同組合は18日、南会津町の御蔵入交流館で建築物の木造・木質化技術研修会を開いた。会場の傍で整備が進んでいる同町発注の仮称・木の町コミュニティ館(設計は同組合、はりゅうウッドスタジオ担当)で現場を見学。地元木材の利用法、川上から川下までの連携の重要性などについて理解を深めた。
見学会では、はりゅうウッドスタジオの滑田崇久社長、建築主体工事を担当する芳賀沼製作の芳賀沼伸社長らが現場を案内。木材を複数結束しパネル化し組み立てる縦ログ構法について参加者の質問に応えながら解説した。座学では南会津町の松山知恵林業成長産業化推進室長が、出向元の林野庁での経験を交えながら、林業成長産業化に向けた南会津町の取り組みや課題などを説明した。
滑田社長は同館整備に採用した縦ログ構法や重ね梁など木造・木質化の取り組みを解説。川下でも設計側から川上の木材生産者側を考えてつながりを高めることで、林業の成長、地元産材の活用にもつながるとした。
良品店代表社員の渡邉洋一氏はパネルログ構法の展望として、防耐火性能技術開発について講演した。


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