福島建設工業新聞社

県総合防水工事業協同組合(金澤正夫代表理事)は27日、須賀川市のものづくり支援センターで、今年度後期の技能検定実技試験に備えた防水・樹脂注入技能講習会‌を開いた。5工種合せて24人が受講し、スキル・キャリアアップにつながる各検定合格を目指し、試験本番を前に実技講習に臨んだ。
技術・技能の向上を図り、受講各人のキャリア構築を支援しようと、技能検定試験前に毎回実施しているトライアル講習。今回は、塩化ビニル系シート防水1級9人、同2級3人、改質アスファルトトーチ工法1級1人、同2級1人、樹脂接着剤注入施工1級10人が参加した。
金澤代表理事は「資格の有無には大きな差がある。皆さんのキャリアアップに検定合格は欠かせない。疑問があれば講師に聞いて指導を仰ぎ、明日・明後日の本番で力を発揮できるよう、本日の講習を真剣に受けてほしい」と励ました。
受講者は実技試験合格に向け、講師らのアドバイスや指導を受けながら各課題に取り組んだ。講習会は新型コロナウイルス感染症予防対策を講じた上で開いた。
28日の実技試験には20人(塩化ビニル系シート防水1級5人、同2級3人、改質アスファルトトーチ工法1級1人、同2級1人、樹脂接着剤注入施工1級8人、同2級2人)、29日の同試験には8人(塩化ビニル系シート防水1級4人、樹脂接着剤注入施工1級4人)が挑戦した。