福島建設工業新聞社

鋼構造物製造などのウインズ(郡山市富久山町、渡辺勝社長)は、生産工程や溶接技術を広く知ってもらおうと、自社工場内の見学を積極的に受け入れている。
敷地約5200㎡にある工場近くの国道288号線からは、工場壁面に掲げた「工場見学OK」の文字を見ることができる。自社ホームページ上の動画でも、社員がインタビューに応じ、加工、溶接、検査などの過程を紹介している。
工場内には組立溶接ロボットのほか、錆予防のため鉄表面を加工するショットブラストなどの機械設備があり、こうした専用機械に興味を示す見学者もいる。
県鉄構工業組合理事長でもある渡辺社長は「高校生や大学生を含め、社会全体に業界の認知度を底上げする必要がある。併せて、鉄を通してまちづくりを考える自社の理念を、生産拠点である工場を見て知ってほしい」と話している。