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2022.02.25

県が建設企業経営講座/DXなど学ぶ

県土木部は21日、WEB方式で「地域に生きる建設企業経営講座」‌を開いた。約90人が受講し、建設DXの取り組み事例や、働き方改革推進に向けた労務管理について学んだ。県建設産業団体連合会の後援。
下田一郎東北地方整備局企画部技術管理課長補佐が、長時間労働の是正や生産性向上など業界が直面する課題を踏まえ、建設現場のデジタル化に向けた取り組みを解説。遠隔臨場による移動・立ち会い調整時間の削減や、BIM/CIM、建設機械の自動運転等について紹介した。
東北復興iーConstruction連絡調整会議が創設したICTサポーター制度について「ICTのノウハウを共有するのは困難。制度を活用して知識を蓄積してほしい。新しい働き方は若い世代の入職促進にもつながる」と呼び掛けた。
船田正和建政部建設産業課建設専門官は建設キャリアアップシステム(CCUS)について、技能者の適切な処遇改善には元・下請、民間含む発注者など関係者が一体となって取り組むことが必要と強調。元請によるカードリーダーの設置促進や、経営事項審査の加点評価、都道府県レベルの元・下請専門工事業との意見交換など、普及・定着への取り組みを説明した。
星野良太福島労働局労働基準監督官らが働き方改革の推進に向けた労務管理等について講話。2024年4月1日以降の建設業の時間外労働時間上限規制適用を踏まえ、適応する36協定の変更点や締結のポイントについて話した。


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