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2022.02.28

郡山北工生が復興公営住宅に屋外家具寄贈

県立郡山北工業高校建築科の生徒たちが双葉町の復興公営住宅団地内に設置するため製作したストリートファニチャー(屋外家具)の贈呈式が24日、いわき市植田町の双葉町役場いわき事務所で行われた。入居者たちの交流促進に高校生のアイデアを生かす県の「高校生による災害公営住宅のコミュニティ形成支援事業」の一環。製作に当たっては県木材協同組合連合会(鈴木裕一会長)が材料を提供。太齋木工所(郡山市)が技術指導で協力した。9月の団地完成に合わせて現地へ設置する。
製作に当たったのは建築科3年生10人。昨年6月に課題研究授業を利用して製作を開始し、ヒノキを使ったテーブル1台、椅子3脚、ベンチ4台を作り上げた。
贈呈式には伊澤史朗町長、生徒を代表して渡邉祥希君、加藤洸太君、君島毅城君、若松春杜君と引率の福田俊彦、鈴木倫理子両教諭、鈴木会長、齋藤豪太齋木工所常務、大和田茂憲県建築住宅課主幹ら14人が出席。大和田主幹が経過報告し、出席した生徒を代表して渡邉君が「帰還する人たちが幸せな生活を送ってほしいと思いを込めて作りました。住民同士がつながりを持つきっかけ、交流を深める手助けになればうれしい」とあいさつし、伊澤町長に目録を手渡した。
これを受けて伊澤町長が「みなさんの復興への思いがたくさんつまっている。入居者や町を訪れた多くの人に使ってほしい」とお礼の言葉を述べた。


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