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2022.06.01

県建協の前期土木初任者研修スタート

県建設業協会(長谷川浩一会長)の今年度土木初任者研修前期コースが30日スタートした。若手技術者41人が10日間63単位のカリキュラムで、建設人としての心構えや土木の基礎知識・技術を学ぶ。
2021年度に創設した新人向け研修。会員企業の新規採用者と土木工事現場での経験が浅い技術者が対象で、①土木概論②外部研修(現場見学等)③安全衛生④設計図の見方⑤測量(座学、実習)―の授業を通して土木現場の初歩的な知識・技術を身に付けてもらう。技術者同士の交流を深める狙いもある。
福島市のザ・セレクトン福島で開いた前期コース第1回研修の開講式では、相澤広志県建設業協会専務理事が講話した。建設業で働く上で必要なスキルとしてコミュニケーション能力や段取り力、後輩の育成能力等を挙げ、報連相(報告、連絡、相談)の徹底や5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)の実践、資格取得等の目標設定などを求めた。「建設業の面白さは3年経たないと分からない」と経験を積むことの大切さを説き、建設人としての活躍に期待した。
技術者らは地域建設業の役割等について講義を受けた後、河川災害復旧や橋梁下部工、トンネル工事の現場を見学した。31日は土木構造物工事の流れや工程、原価管理などを研修した。


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