福島建設工業新聞社

福島工業高等専門学校は23、24日、南相馬市の福島ロボットテストフィールドで社会人向け橋梁メンテナンス講座を開いた。
行政機関の技術職員や民間企業の技術者など5人が参加した。講習会に先立ち、参加者はeラーニングによる2週間の事前学習プログラムを受講している。
事前学習を基に、1日目は座学や損傷探索の実習。2日目は現場実習として南相馬市内のコンクリート・鋼橋を対象に定期点検の着眼点を学び、ひび割れや剥離剥落、コンクリート強度、鉄筋探査等の調査を行った。
橋梁点検の基礎を身に付けた受講者らは、国立高等専門学校機構認定の準橋梁点検技術認定試験に臨んだ。
同講座は全国5つの国立高専が連携して実施している「KOSEN型産学共同インフラメンテナンス人材育成システム構築事業」の教育プログラム。
福島高専では8、10、12月にも開催を予定しており順次、受講者の募集を行う。