福島建設工業新聞社

県建設業協会(長谷川浩一会長)が担い手確保・育成対策の一環として取り組む高校生等現場見学会‌は8日、いわき市の夏井川河口部治水対策・夏井川水門(門柱)工事現場で開かれ、県立平工業高校土木環境工学科2年生34人が参加した。
同現場は、いわき市平下神谷字沢帯地内の夏井川河口部で、合流する横川への逆流防止のために整備する幅88mの水門門柱工を進めている。水門門柱本体工事は堀江工業・加地和組・福田組JV、設備工事は矢田工業・豊国工業JVの施工。
鈴木惇彦いわき建設事務所事業部河川砂防課主査が水門建設の経緯や役割などを説明し、渡邊英誉現場代理人が工事の進捗状況などを解説した。
生徒たちは上遠野俊雄四倉常磐生コン総括工場長の指導を受けながら、コンクリートの人力練り混ぜや空気量測定作業を体験し、作業の難しさを実感していた。