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2022.07.15

技術継承へ水道応急復旧訓練/福島市

福島市水道局と福島地区管工事協同組合(小林仁一理事長)は13日、福島市小倉寺の水道局施設管理センターで官民連携による応急復旧訓練を行った。
近年、水道事業の課題として取り上げられている水道技術の継承について、訓練実施を通して官民双方が緊急時対応力の基礎となる技術を習得。技術の継承や意識の向上を図ることを目的に、2021年度から取り組んでおり今回で2回目。水道局と管工事組合から計43人と、ふくしま田園中枢都市圏の構成市町村職員14人が見学した。
佐久間智明市水道局給水課長が「貴重なライフラインである水道水を365日24時間給水する責務を負っており、維持していくためには現場経験が欠かせない」とあいさつ。小林理事長が「市と緊急時協定を結んでいる。いざという時に経験の有無は大きな違いとなる」と激励した。
菊地秀和新設備工業所社長、石垣裕之ヤマト設備社長が講師を務めた。現場経験が少ない水道局技術系若手職員8人と組合加盟の指定給水装置工事事業者職員4人が応急復旧訓練に取り組み、給水管の漏水を木栓で止水する漏水修繕訓練や、緊急的に配水管から給水管を手動穿孔機で分岐させる訓練を行った。参加者は維持管理の基本となる知識や技術の習得に励んだ。


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