福島建設工業新聞社

県土地改良建設協会(石川俊会長)は12日、福島市のホテル福島グリーンパレスで今年度技術研修会‌を開いた。県農業土木技術研究会との共催で、安全衛生や農業農村整備事業の品質確保、事業量の増加が今後予想される防災重点農業用ため池工事に関する最新の情報を両団体の技術者に提供した。
オンライン参加も含め約60人が出席した。石川会長は「食糧安全保障がクローズアップされ、土地改良に関わる建設業、コンサルの役割が高まっている。農業土木の技術力向上に努め、地域の発展に貢献していきたい」とあいさつした。
千葉光平福島労働局労働基準部健康安全課安全衛生係長が「建設業における労働災害とその防止対策」と題して講演。米倉一美県出納局工事検査課主幹兼専門工事検査員が農業農村整備工事の品質確保に向けた工事検査のポイント、半谷祥二県農林水産部農地管理課副課長兼主任主査は「農業用ため池における防災工事の推進とより良き設計積算」をテーマに講義した。