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2022.10.26
茅葺き替え完了し見学会/微温湯温泉旅館二階堂
ぬる湯温泉茅屋根維持保全プロジェクトの会(尾形一幸代表)は23日、福島市の微温湯温泉旅館二階堂の古民家棟で、茅屋根の葺き替え完成を記念した現地見学会を開いた。
親子対象の「茅屋根と茅場の生き物たちの観察会」も併せて開き、計60人が参加した。茅屋根の歴史や、ススキに関する自然環境について知り、関心を持ってもらうことで今後の維持保全につなげようと企画した。
葺き替えは今年6月から三浦工匠店(福島市、三浦慶顕社長)の施工で行われ、22日に完成。茅葺き屋根職人の小椋竹彦氏(下郷町)が同町の茅場から4tトラック5、6台分のススキを運び、手作業で葺き替えた。施工に当たっては県中小企業等グループ補助金(令和3年および令和4年県沖地震)を活用した。
尾形氏は「先人の知恵を借りた、自然の循環による歴史ある建物。多くの人に知ってもらいたい」と話し、参加者からは「屋根はどの程度持つのか」「材料(茅場)による質の違いはあるのか」などの質問が寄せられた。
旅館西側にある古民家棟は戊辰戦争で焼き討ちに遭い、明治5年に再建。今年で築150年を迎えた。W造3階建て延べ166㎡。2017年には登録有形文化財に登録されている。
親子対象の「茅屋根と茅場の生き物たちの観察会」も併せて開き、計60人が参加した。茅屋根の歴史や、ススキに関する自然環境について知り、関心を持ってもらうことで今後の維持保全につなげようと企画した。
葺き替えは今年6月から三浦工匠店(福島市、三浦慶顕社長)の施工で行われ、22日に完成。茅葺き屋根職人の小椋竹彦氏(下郷町)が同町の茅場から4tトラック5、6台分のススキを運び、手作業で葺き替えた。施工に当たっては県中小企業等グループ補助金(令和3年および令和4年県沖地震)を活用した。
尾形氏は「先人の知恵を借りた、自然の循環による歴史ある建物。多くの人に知ってもらいたい」と話し、参加者からは「屋根はどの程度持つのか」「材料(茅場)による質の違いはあるのか」などの質問が寄せられた。
旅館西側にある古民家棟は戊辰戦争で焼き討ちに遭い、明治5年に再建。今年で築150年を迎えた。W造3階建て延べ166㎡。2017年には登録有形文化財に登録されている。
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