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2022.10.26

マスクトレーナー養成へ講習会/県鉄構工組

県鉄構工業組合(渡辺勝理事長)は21日、福島市のポリテクセンター福島で、溶接アーク作業時に指導が義務付けられるマスクトレーナーの養成講習会を初めて開いた。
溶接アーク作業時に発生する溶接ヒューム、塩基性酸化マンガンが毒性のある第2類特定化学物質に指定されたことを受け、健康障害防止措置を義務付ける改正労働安全衛生法施行令、改正特定化学物質障害予防規則が昨年度施行された。
このうち溶接ヒュームについては、2023年4月に鉄骨製造工場等を有する各社が国の基準を満たす教育を受けたマスクトレーナーによる、マスク等使用者に対する指導(年1回)が義務化される。
講習会は法改正に対応するために開いたもので組合員25人が受講した。全国鐵構工業協会賛助会員のフルサト工業が協力した。
マスク装着の検査方法には甘味成分のサッカリンを噴霧してマスクの密着具合を確かめる「定性的」、機械で密着度を測定する「定量的」の2方式があり、今回は「定性的フィットテスト方式」を講習内容とした。
講習は座学と実技で行った。座学では、スリーエムジャパン安全衛生製品事業部個人保護具販売部の今村優花氏が溶接ヒュームを取り巻く現状、フィットテストの対象となるマスクの種類、テストの手順などを説明。実技では参加者が手順に沿って、役割を交代しながらテスト方法を学んだ。


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