福島建設工業新聞社

JBN・全国工務店協会(大野年司会長)の大工育成委員会(委員長=芳賀一夫会津建設社長)は21、22日の2日間、福島市の会津建設などで大工育成と入職者確保について学ぶ視察研修を行った。3年ぶりの開催で、全国各地から約120人が先進事例を学ぼうと研修に臨んだ。
今回初めて経営者層だけでなく、大工指導者や若手大工が参加した。研修の背景には大工職人不足がある。芳賀委員長は「10年後、大工職人の数は半分になると言われている。将来を見据えた人材育成が必要だ」と話した。
1日目は市内にある同社実習訓練棟を視察した後、エルティに移動し入職者確保や育成・管理方法、待遇等についての説明会を開いた。
説明会では経営者、大工指導者、若手大工に分かれ、それぞれの取り組みや課題について意見を交わした。