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2022.12.14

倫理、堆肥活用学ぶ/技術士会県支部

日本技術士会東北本部県支部(畠良一支部長)は12日、今年度第4回CPD研修会‌を福島市のコラッセふくしまでハイブリッド形式により開き、会員ら57人が聴講した。県建設業協会、県測量設計業協会、県地質調査業協会の共催。
毎年度4回を目標に開いている講習会の今年度最終。畠支部長が「倫理と聞くと固い印象があるが、研修は具体例やデータなどで分かりやすく、日々の業務で生かせる内容。活用してほしい」とあいさつした。
名倉隆日本技術士会東北本部CPD委員長が「身を守る〝術〟としての倫理」をテーマに講話した。公務員と民間事業者の倫理関係が問題となった事例として東京オリンピックの汚職事件を挙げた上で、国家公務員や本県職員の倫理規定を説明。
汚職を未然に防ぐためには民間事業者として、公務員の職務上の制約を理解する必要があると話した。また「倫理とは人の心に関するもので明確な定義が難しい。互いの立場や距離感を正しく理解することが大事だ」と述べた。
鴨志田農園の鴨志田純氏が「コンポストからはじまる地域づくり」として堆肥の作り方と、それを実際に使った地域づくりの事例などを紹介。コンポストに防災、イノベーションの触媒性、建築への利用といった多様な可能性を感じるとした。


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