福島建設工業新聞社

渡辺博道復興大臣は就任翌日の28日来県し、県庁で内堀知事と会談した。東北の復興は内閣の重要課題だと改めて強調。岸田総理大臣からきめ細かな取り組みで東北復興の総仕上げに臨むよう指示があったとし、「大事なのはいまだ帰還できない人々のための取り組みだ。被災地の地元首長らと面談し、連携して復興を進めたい。復興の起爆剤に位置付けている福島国際研究教育機構の整備にも力を入れる」と述べた。
内堀知事は「大臣交代による信頼の再構築」「復興大臣として真摯に取り組む決意の発信」「コロナ禍での現地とのコミュニケーション」を要望。「復興にはまだ時間を要する。地域特有の課題もあるため、現地訪問の回数増加や交流の密度を濃くするなど、地元住民らと連携して取り組んでほしい」と話した。