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2023.01.20

国道399号伊達橋復旧へ仮橋設置本格着工

東北地方整備局福島河川国道事務所は18日、昨年3月の本県沖地震で損傷した国道399号・伊達橋復旧で、阿武隈川への仮橋設置に着工。架け替えに向けた工事が本格的に動き出した。同日、報道向けに施工現場の現地説明会を開いた。
同橋は全長288mの4径間ワーレントラス橋。地震により上部工のずれや変形、橋脚のひび割れなどが生じたため全面通行止めとなっている。直轄権限代行事業で上部工の架け替えと下部工の補強工事を行う。通行止め期間中の自動車の通行を確保するため、現橋近くの上流側に仮設橋を設ける。
このほど着工したのは仮橋9径間全長約299mのうち、初弾工となる阿武隈川両岸部分。施工はりんかい日産建設。12月14日から準備工として機材搬入路と左岸高水敷部分の作業ヤード整備工事を進めてきた。上部工はコスト縮減のため84m分は北海道開発局と関東地方整備局所有の応急組立橋を使用し、残りは仮設材で対応する。下部工は支持杭12本で橋脚1基とする。
18日は支持杭を打込む際のガイドとなる導材(導杭・導枠)を設置し、クローラクレーンを使用したハイブロハンマ工法による打込みを開始した。


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