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2023.02.10

二本松工業高校で座談会/県建協

県建設業協会(長谷川浩一会長)は6日、担い手確保対策の一環として二本松市の県立二本松工業高校で生徒との座談会‌を開いた。県建設業産学官連携協議会の後援で同校都市システム科2年生19人が参加。高橋進一教頭が「地域社会を支える社会人となるため、座談会で不安や疑問を解消してほしい」とあいさつした。
座談会に先立ち実施した座学では岸竜雄県土木部建設産業室主査、安齋大輝二本松市建設部土木課工事係主査が建設行政の仕事内容を説明。技術系公務員の役割などを伝えたほか、インフラ整備の計画から工事まで全段階の仕事に携わることができる魅力を伝えた。
石橋建設工業の石橋宏章代表取締役専務、安部芳則常務取締役、渡邊政宏企画調査部次長兼土木総括次長、加藤誠晶土木部技士補が、建設業就職に向けた心構えやSDGsなどの取り組みについて話した。石橋専務が会社概要を紹介し、安部常務がコミュニケーション能力の重要性など社会人に必要な心構えを伝えた。渡邊次長はICT技術の活用例について、加藤技士補はSDGs推進モデル工事として実施している市町村合併支援道路整備工事・県道本宮三春線を例に、自社のSDGsへの取り組み事例などを示した。
座談会は3班に分かれて実施。生徒からは休日数、仕事のやりがい、残業時間などについて質問があり、講師らが所属企業などを例に、業界全体で週休2日に向けた取り組みを推進していることや、有給休暇を取得しやすい環境づくりに努めていることを伝えた。残業時間も近年減少傾向にあること、建設業は携わった現場で達成感を得られるやりがいのある仕事だと生徒に訴えた。


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