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2023.03.03

エプロン舗装進む/相馬港3号ふ頭の災害復旧

東北地方整備局小名浜港湾事務所と県相馬港湾建設事務所は28日、昨年の本県沖地震の復旧工事が進む相馬港3号ふ頭で現場見学会を開いた。
小名浜港湾事務所の日向幸紀副所長が被災状況や国有港湾施設3-1号岸壁復旧の概要を説明。相馬港湾建設事務所の宮原稔主幹兼次長兼建設課長が県有施設の工事状況を説明した。
見学会は、国が直轄事業で進めている3-1号岸壁復旧工事(施工者=五洋建設)現場で開いた。3号岸壁は耐震強化岸壁として整備されたケーソンによる重力式岸壁。地震により背後のふ頭用地からケーソンが押されて移動し、空洞ができたため用地が沈下。段差によりエプロン舗装が折れ曲がったほか、ケーソンの移動量が一定でなかったため、船が接舷する際の防舷材にずれが生じるなどの被害が生じた。
工事は、ケーソンの背後に通常の土より軽く強い軽量混合処理土(SGM)を設置し、地震時のケーソン移動量を減らす軽量混合処理工を実施。現在はエプロン舗装工を行っており西側から順次進めている。コンクリートは、打ち込み後1日で養生を終え交通が可能になる早期交通開放型コンクリートを採用している。防舷材の取り付けも進め、ずれを調整し船舶が安全に接舷できるようにする。


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