福島建設工業新聞社

県中農林事務所管内工事安全協議会(会長=大波恒昭県中農林事務所長)は9日、今年度第2回安全パトロール‌を行った。郡山・田村方部2カ所、須賀川・石川方部2カ所の現場を巡回し、労働災害の未然防止へ安全意識の高揚と情報の共有化を図った。
2班体制の計17人で実施。1班は同事務所の岩沢利明農村整備部長、同協議会副会長の石井敏也県土地改良建設協会県中支部副支部長らに郡山労働基準監督署の田中瑞樹労働基準監督官が同行。2班は同事務所の鈴木千秋森林林業部長、渡辺浩樹農村整備課長、同協議会理事の吉田一治同支部理事らが参加した。
パトロール実施を前に田中労働基準監督官は「重大災害、死亡災の発生を防ぐため、細かいところまで確認してほしい。良い施工例などは情報を共有し、安全対策の習慣化に努めていこう」と助言。岩沢部長は「安全・円滑に施工が進むよう、適正な工期の確保、早期発注に努めていく」とあいさつした。
各現場では工事概要・数量や当日の作業内容、工事進捗状況、安全管理上で特に配慮している点などを聞き取り、現場状況を巡視。良かった点や改善点などを挙げ、講評を行った。