福島建設工業新聞社

小名浜港カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画協議会(会長=曳地利光県土木部長)は23日、いわき市のいわきら・ら・ミュウで第3回会合‌を開き、改正港湾法に基づく小名浜港港湾脱炭素化推進協議会の設置を承認した。今後、新組織に移行し、県が2023年度内に策定、公表予定の小名浜港の脱炭素化推進計画の作成に向けた施策等の協議を行う。新組織の会長、構成員は同じメンバー。
県は、二酸化炭素排出量削減目標などを盛り込んだCNP形成計画の内容を踏まえて来年度、脱炭素化推進計画(計画期間2050年)を策定する。ロードマップのほか港湾やその周辺企業の脱炭素化に向けた取り組み、それに対応できる港湾機能整備などをまとめる見通しだ。
会合はWEB併用で開催。会場には官民約20人が出席した。益子公司県土木部技監が小名浜港港湾脱炭素化推進計画の策定に向けた協力を求めた。
今回は、新組織設置に関する要綱や今後の日程などを確認した。次回会合の開催時期は調整中。