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2023.04.21

女性部会を創設/県電気工事工業組合

県電気工事工業組合(浅川誠吾理事長)は、女性の社会的地位向上と電気工事業での活躍を推し進めるため女性部を創設した。19日に福島市の組合事務所で設立総会を開き、会則、事業計画等を決めた。初代会長に石川格子東陽電気工事代表取締役‌が就いた。任期2年。5月の総代会で報告し、6月に会員募集を開始する。
上部団体の全日本電気工事業工業組合連合会が、女性が活躍できる電気工事業界と、環境づくりを目指して各都道府県組合に組織化を働き掛けていた。昨年度の総代会で承認され、会則案の作成などを進めていた。
設立目的には組合の健全な発展を図るため、電気工事業に関する研修実施、親睦・交流を通した女性の技術者、電気工事事務担当者、後継者の育成などを掲げた。目的達成に向け①電気工事業界の女性活躍推進②会員の技術や知見を拡大するための各種講習会、研修会等の開催③会員相互の情報交換や深耕、親睦を図るための会合④組合事業への積極的参加と協力、意見具申-などの各事業を行う。
会員の対象は県工組の女性事務局員のほか、組合員企業に所属する女性の経営者、役職員、電気工事士、従業員。当初8人でスタートし、今後さらに各支部から3、4人程度募る。会長、副会長、理事、監事で構成する役員会も設置した。事務局は同工業組合内に置く。
事業計画では7、10月に理事会を開くほか、県工組が主催する8月の電気使用安全月間街頭PR活動、10月の第35回電気工事業全国大会などに協力する。
石川会長は「育児、イクボスなど働き方改革の面に偏るのではなく、女性の技術向上につながるような独自の取り組みを進めていきたい」と抱負を述べた。浅川理事長が「女性部に事業を任せたままにするのではなく、親会として部の運営を支える」とあいさつした。
会長以外の役員は次の通り。
▽副会長=加藤博子(加藤電気商会、福島支部)▽理事=吉田加代子(中野電工、郡山支部)大平裕美(常盤電設産業、いわき支部)三品七生(三品電設、相双支部)田中あゆみ(佐藤電設、会津支部)▽監事=菅野芽依(電工社、福島支部)


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