福島建設工業新聞社

県鉄構工業組合は13日、福島市のポリテクセンター福島で3次元CADセミナー(鉄骨造実践編)の初回講習を行った。
組合の人材育成研究会が鉄骨専用CADシステム「S/F REAL4」に対応した人材を育成しようと、高齢・障害・求職者雇用支援機構の制度を活用し企画した。2022年6月から新入・中途社員を対象に、基礎的な操作知識・技術を学ぶ基本コースを先行実施。組合員の需要アンケートなどの結果を受け、今年度から現場経験者を対象にした実践コースも開講した。
「REAL4」は業界内で業務効率化に定評があり広く使用されているが、ソフトウェアの販売価格やメーカー等のサポートによる講習費用が高額で費用負担が課題となっており、負担軽減につなげる。
講師は過去に民間企業で製造部長、製造技師長を務め、ソフトウェアに精通する溝井眞氏が務めた。教材は参加者が実際に手掛けている図面データを使用した。参加者は事前に操作方法、データ入力などに関する質問事項を整理。溝井氏に質問しながら図面作成を進めた。次回は10月14、21日を予定している。