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2023.05.24

優良業務受賞者が成果発表/県測量設計業協会

県測量設計業協会(皆川雅文会長)は19日、福島市の県建設センターで今年度業務成果発表会‌を開いた。2022年度県優良土木・建築委託業務表彰に輝いた会員企業の担当技術者が受賞業務の事例を説明し、課題を解決する考え方や手法等を共有し、協会全体の技術力の底上げを図った。
発表会は17年度から行っており、20年度以降は技術者のプレゼンテーション能力向上を目的に、発表者の中から最優秀と優秀発表者を選定している。今年度は土木コンサル業務等へのICT技術の導入加速化を踏まえ、BIM/CIMに関する研修も併せて行った。
技術者ら81人が出席した。安藤浩規副会長が「22年度受賞業務はUAVや3Dデータが活用された事例が多く、今後もICT活用の促進が見込まれる。発表会の内容を自社に持ち帰り情報を共有して、技術力と説明能力の向上につなげてほしい」とあいさつした。
22年度表彰は測量、土木設計両業務部門で会員企業計5社が受賞した。各業務の監理技術者、主任技術者が問題点やその対応策、苦労・工夫した点、自己評価などをまとめ発表。企画委員会(委員長=阿部充宏副会長)の委員らが審査した。最優秀発表者に西尾久貴氏(日栄地質測量設計)、優秀発表者に橋本和行(渡辺エンジニアリング)が選ばれた。
発表に先立ち、白石正敏県土木部技術管理課主幹が県優良土木・建築委託業務表彰制度の概要を説明。新技術・工法やコスト縮減・環境配慮等の積極的な提案など8項目の評価ポイントを紹介した。発表後には、佐藤善治協会専務理事がBIM/CIMについて基礎知識や国土交通省の今年度適用内容などを解説した。


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