福島建設工業新聞社

藤田建設工業(本社=棚倉町、内藤勇雄社長)と関連企業のキコー、藤建技術設計センター、シーズ、シーズオートの5社で構成する統合型BCP訓練グループは31日、棚倉町内の社有地内で災害発生時の実動訓練を実施した。ひかりの里、農事組合法人ひかり、農業法人種倉キコーの協賛。
201人が訓練に参加した。内藤社長は「備えあれば憂いなしと言うが、災害時に計画通り行動できるよう訓練したい」とあいさつし、各社の強みと役割を紹介した。
藤建技術設計センターは、被災状況等を確認するためのドローンによる久慈川の航空測量について説明。キコーは重機を使った大型土のう製作と設置を実演した。
参加者は5班に分かれ、シート張り工の実地訓練などを行った。訓練終了後、藤田光夫会長が講評を述べた。
同社女性社員から成る藤の会などは、炊き出し訓練を実施。参加者らに、農業法人種倉キコーが生産した原料米を加工したアルファ化米やきのこ汁を振る舞った。