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2023.06.14

ヘリテージマネージャー講習始まる

県歴史的建造物保全活用推進協議会(会長=遠藤一善県建築士会長)が主催する今年度(第9期)福島ヘリテージマネージャー(HM)育成講習会が10日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれ、12月9日まで全13回の講習がスタートした。2年ぶりの開催で、6人が受講する。
講習は13日間計60時間(座学36、演習24)のカリキュラム。受講生は講習期間中に自らが「地域の財産」と考える建造物3件を調査し、最終講義で「地域のお宝発見」として発表する。
開講式で、遠藤会長は「建築士会ではHMが中心となって戦後~2000年に建てられた後世に残すべき建築物の調査を行っているが、その判断基準は地域特有なもの、建築士として残したいものなど、さまざまな見方がある。その見方や関連法、調査方法などを講習で学んでほしい」と述べ、施主等への説明力等を「地域のお宝発見」で生かすよう求めた。
第1回講習では「ヘリテージ概論」として、HM制度創設に携わった村上裕道京都橘大学文学部歴史遺産学科教授と、全国ヘリテージマネージャーネットワーク協議会相談役の沢田伸ひょうごヘリテージ機構世話人(特命係)が講義。村上教授が「歴史文化遺産を活かした地域再生」、沢田世話人が「ヘリテージマネージャーの役割と展望」について説明した。


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