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2023.06.23

湯野上2号トンネル工事現場で安全パト

福島労働局は21日、下郷町の国道121号・湯野上2号トンネル工事現場で安全パトロールを行った。井口真嘉局長らが現場の管理体制を確認し、安全対策の徹底を呼び掛けた。
全国安全週間(7月1~7日)を前に、労働災害防止活動の一環として6月の準備期間中に毎年行っている。今回は建設機械等による挟まれ、巻き込まれや、粉じん対策、熱中症対策を中心に確認。井口局長、荒徳彦会津労働基準監督署長、建設業労働安全防止協会県支部の浅沼秀俊副支部長らが参加した。
工事を担当する竹中土木の浦橋伴仁作業所長が工事概要や進捗状況、現場での安全衛生の取り組みを説明した。パトロールでは掘削中の坑内や現場の出入り口などを巡回し、坑内設備や架空線、信号機などの安全対策や熱中症の予防対策などを確認。井口局長は「適切な安全管理がされている良好な現場。DX化も推進されており、他の模範と言える。今後もゼロ災害を目指し、対策に取り組んでほしい」と現場を激励した。
巡回後には講評を行い、田中暁雄福島労働局健康安全課長が「坑内の散水や堆積粉じんの除去など、粉じん対策がしっかり行われている。坑内にも冷房付きの休憩所が設けられ、熱中症対策も徹底されている」と評価した。荒署長は「多発している転倒災害に備え、冬場の対策を早い時期から検討してほしい」、浅沼副支部長は「搬入路が狭あいなため、一般車両の交通対策により一層注力してほしい」と呼び掛けた。


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