トピックス

2023.08.30

相双で意見交換/県建協と県土木部

県土木部と県建設業協会の地方別意見交換会は28日、相双地区を対象に南相馬市原町区のラフィーヌで開かれた。
同部からは秋山嘉文相馬港湾建設事務所長、高橋英晴相双建設事務所主幹兼復旧・復興部長ら10人。同協会から石川俊相馬支部長、泉田征慶双葉支部長ら11人が出席した。
石川支部長が「受発注者間で適切なコミュニケーションをとり、県民、住民のため課題の克服やより良い行政執行につなげてほしい」とあいさつ。高橋主幹兼復旧・復興部長は「災害が頻発・激甚化している中、建設業界の役割が重要。技術者不足など喫緊の課題の解決に取り組みたい」と述べた。
発注・設計関係、施工の円滑化を議題に意見交換した。発注関係では河道掘削や堤防舗装で施工個所が明確に決まっていない工事が多く、着工の遅れが生じるため、ある程度の工区決定を求めたほか、用地等が未買収の工事個所が多いことで着手できない事例もあるため、用地買収や支障物移転後の発注や買収が遅れた場合、工事の一時中止も認めてほしいと提案した。
設計関係では、相双地区はいまだに多くの復興事業が施工中であり、円滑な事業執行のため2次製品の設計当初からの積極的活用と、工期の遅延が想定される際の2次製品への変更など柔軟な対応、変更協議に関しても速やかで前例にとらわれない対応を求めた。
施工の円滑化では、余裕を持った安全な施工に繋げるためにワンデーレスポンスをこれまで以上に推進してほしいと訴えた。


ニュース一覧

トピックス

ニュース一覧