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2023.09.01

ME育成講座・保全コース、現地で実習

ふくしまインフラメンテナンス技術者育成協議会は29日、福島市の信夫橋でME育成講座・第4回ふくしまME保全コースの現地実習を行い、受講者が実際の損傷・劣化状況等を見学しながら点検・診断のポイントを研修。実習後の意見交換会で、健全度評価の考え方などを演習した。
保全コースは、公共土木施設の点検計画立案、健全度診断ができる技術者を育成する上級資格講座の一つ。計5日間の講義(座学4日、実習1日)で主に橋梁の診断、対策に関する技術を学ぶ。講座を修了し試験に合格した技術者を「ふくしまME(保全)」として認定する。現在の認定者数は81人。
第4回講座は行政、コンサル、建設業の技術者41人が受講。8月24日に研修をスタートした。今月7日と14日に郡山市の県農業総合センター、21日に福島市の県建設センターで座学を行う。認定試験は10月4日。
信夫橋は荒川に架かる県道水原福島線の7径間RC上路式オープンスパンドレルアーチ橋(185m×11m)で、両側に鋼製の側道橋、北側に歩道橋が設置されている。受講者は5班に分かれ、ローテーションで①橋梁構造全体②RC橋上部工③鋼橋上部工④橋面等⑤道路舗装-の点検・診断を実習。高所作業車を使って橋梁桁下の劣化状況などを確認した。笠野英行日本大学工学部准教授、ふくしまインフラ長寿命化研究会員らが指導に当たった。


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