福島建設工業新聞社

県建設業協会(長谷川浩一会長)は20日、担い手確保と育成対策の一環として、県立会津工業高校建築インテリア科2年生38人を対象に、県北地区の建設工事現場と既存施設の見学会を開いた。
生徒は午前に伊達市発注の伊達小学校改築工事現場を見学。午後には国見町の観月台文化センターを訪れ、施設機能や特徴的な意匠について学んだ。
鑓水竜一町生涯学習課文化スポーツ係長が、センター建設の経緯や建物の規模、公民館、図書館、デイサービスセンター等の機能を解説。町章を模した形状の屋根や、寄せ木の無垢材を使用した床など外観や内部の特徴も説明した。
生徒らは鑓水係長の案内でセンター内を巡り、ホールの舞台照明や緞帳の上げ下げ操作を体験。勾配天井を採用した和室、茶室、同敷地内の県指定重要文化財・佐藤家住宅などを見て回り、建築のデザインや工法について理解を深めた。