福島建設工業新聞社

ふくしま復興再生道路として相双建設事務所が整備を進めている県道小野富岡線五枚沢2工区に建設する仮称・五枚沢2号トンネル本体工事の安全祈願祭と起工式は12日、川内村大字下川内地内の起点側坑口前で行われた。
国、県、町の関係者や施工を担当する前田・田中・加地和特定建設工事共同企業体の坂西将徳前田建設工業執行役員東北支店長ら約40人が出席した。
曳地利光県土木部長、遠藤雄幸川内村長、山本育男富岡町長、坂西支店長らが玉ぐしをささげ、クワ入れをした。
起工式で曳地部長は「安全で円滑な通行を確保し、地域間の交流と観光の促進に貢献したい」と式辞を述べ、遠藤村長が「村民の悲願でもある道路整備。安全第一で工事を進めてほしい」とあいさつした。
施工者を代表して坂西支店長が「地域に重要な道路整備に関わることができて光栄。企業体一丸で取り組み、無事故無災害で完成させたい」と抱負を述べた。宮川政夫県議会土木委員長、上野山智也福島復興局次長、山本町長が祝辞を述べた。
同工区は現道北側に延長3.2km、幅員6.5(9)mで計画したバイパス整備事業。避難指示区域等の復興と避難住民の帰還促進につなげる。構造物は同トンネル(延長2720m)と起点側坑口前に整備した井戸尻川橋(延長15.5m)。