福島建設工業新聞社

東北建設業協会連合会(千葉嘉春会長)と国土交通省の2023年度ブロック会議が24日、秋田市のANAクラウンプラザホテル秋田で開かれた。東北地方で今年相次いだ自然災害を受けて連合会が、国土強靭化の計画的推進と、立ち遅れている東北の社会インフラ充足に向けて、必要予算の確保を改めて要望。東北地方整備局の当初予算が震災前より減少している状況からみて「施工余力は十二分にある」と重ねて強調した。適用まで半年を切った時間外労働の罰則付き上限規制を踏まえ、「担い手確保とそのための働き方改革の推進が、現下の最大の課題」とする認識で官民が一致。国交省は「必要な環境整備に全力で取り組む」と応じた。