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2023.11.20

防災地下神殿を見学/ふくしま建女会

県建設業協会の女性部会・ふくしま建女会(横山眞由美代表幹事)は14日、埼玉県春日部市で首都圏外殻放水路(地底探検ミュージアム龍Q館)を見学した。
今回は活動の輪を広げるため、建女会活動に興味、関心のある協会会員企業の女性職員も募り、協会事務局を含め12人が参加した。
放水路は利根川や江戸川、荒川などに囲まれ、大雨時に浸水を繰り返していた中川・綾瀬川流域の洪水防止を目的に1993年から約13年かけて整備。国道16号の地下約50mに建設され、大落古利根川など5つの中小河川の洪水を地下に取り込み、江戸川に排水している。
最大で深さ約70m、内径約30mある第1~5の立坑を全長約6.3kmのトンネルが結ぶ世界最大級の地下放水路で、調圧水槽には幅2m、高さ18mの柱が59本林立しており、「防災地下神殿」として国内外から広く認知されている。一般の見学者も多く訪れ、代表的なインフラツーリズムとしても注目されている。
参加者は施設の概要について説明を受けた後、実際に調圧水槽内を見学。防災機能や治水効果、維持管理の方法などに理解を深めた。横山代表幹事は「普段は見ることができない大規模な施設。貴重な経験になった」と述べ、会員企業として参加した遠藤靖子さん(オオバ工務店)は「女性のみの見学会は初めてだったが、ゆっくり施設を回ることができてよかった」と話した。


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