福島建設工業新聞社

県建築士会郡山支部(高橋孝行支部長)は23日、郡山市こども総合支援センター(ニコニコこども館)で小学生親子を対象とした体験型イベント「お菓子の家づくり」を開いた。郡山市教育委員会の後援。
地域貢献活動の一環として定期開催している同支部青年委員会(帆刈大輔委員長)の担当事業。帆刈委員長ら委員会のメンバーら7人に加え、高橋支部長、阿部治江支部会計理事らも応援に駆け付けた。
いろいろなお菓子を使った家屋の模型づくりを通して、親子で楽しみながら家づくりやまちづくりへの興味を高め、自由な発想と創造力のある子どもたちを育てようと企画。3回に分けて行い各回、小学生とその保護者ら約30人、計約90人が参加した。子どもたちにチョコレートやクッキーなど材料となる菓子を無料提供。図面(模擬申請書)に絵を描くなどの設計、建築確認申請から、製作(施工)、完了検査までの行程を、支部会員らのアドバイスを受けながら体験した。完成後には子どもたちに「お菓子の家建築士免許証明書」をプレゼントした。
帆刈委員長は「子どもたちにつくることの楽しさを体験してもらうイベント。建築士の仕事はやりがい、楽しみがある職業。子どもたちが少しでも建築に興味を持つきっかけとなれば嬉しく思う」と話した。