福島建設工業新聞社

県南建設事務所は26日、県立白河実業高校建築科の1年生23人を対象とする現場見学会を開いた。授業の一環で、同校敷地内に建築中の実習棟新築現場を見学した。
武田崇之主幹兼建築住宅部長兼建築住宅課長と、設計、施工担当者らが同校を訪問。施工を担当する東急・壁巣特定JVの増田裕也作業所長らが、生徒に工事概要を説明した。
VR機器を使った完成イメージ体験では、代表となった生徒3人が機器を操作し、完成予定の実習棟をVR上で見学。生徒の視点をモニターに表示し、工程等を説明した。
VR体験後、生徒らは木造・大断面工法で施工中の実習棟木造工区施工現場を見学。建築に採用されたラーメン構造や集成材利用、ボルト接続の様子を間近に見て学んだ。
見学会終了後、質疑応答などを行った。生徒からは、構造による工期の違いなどについて質問があったほか、貴重な体験を将来に生かしたいなどの声も上がった。