福島建設工業新聞社

JIA東北支部福島地域会(齋藤史博会長)と建築文化継承機構、JIA-KIT建築アーカイブスは13～15日、郡山市のビッグアイ(市民ふれあいプラザ)で「集まって住む 元倉眞琴展」を開いた。来場者は建築家・元倉氏の手描きの図面やスケッチに触れ、その思考や軌跡を辿った。
最終日に開いた記念ギャラリートークには、同地域会員や日本大学工学部の学生ら約50人が参加した。東京藝術大学特任准教授で同展実行委員の結城光正氏(結城光正1級建築士事務所)が企画の趣旨や展示の見どころを説明。同大学名誉教授でもある元倉氏との共同設計の経験も踏まえ、略歴やこれまでの建築プロジェクト、教育研究活動を紹介した。
第2部では同地域会員の村井弘道ふくしま建築住宅センター理事長が「元倉眞琴が遺した福島県営住宅」をテーマに講演した。
会場ではこのほか、JIA東北支部巡回建築展2023「建築の仕事」、日本大学工学部の卒業設計展も併催。福島地域会からは会員10人が出展し、多くの観覧者でにぎわった。