トピックス

2024.03.06

会津縦貫南・小沼崎バイパスが供用

国道118号線小沼崎バイパス(延長約1.5km、下郷町小沼崎~高陦区間)が3日、開通した。同BPは、国施行の国道121号湯野上BPとともに会津縦貫南道路4工区に位置付けられ、南会津建設事務所が2002年度から整備を進めていた。縦貫南道路延長約50kmで初供用となった。道路の落石、倒木などによる災害時の代替路確保や、救急医療機関への速達性などの効果が期待される。
3日、区間内の田代トンネル内で開通式が行われ、鈴木正晃副知事が「緊急輸送路の機能強化が図られるなど、南会津地域の発展につながるものと確信している」と式辞を述べた。
地元を代表し星學下郷町長が「開通により関東圏との交流もさらに大きく前進した」とあいさつ。小熊慎司、菅家一郎両衆議院議員、星北斗参議院議員、木村康博東北地方整備局道路部長、西山尚利県議会議長が祝辞を寄せた。室井照平会津若松市長、添田勝幸天栄村長、渡部正義南会津町長、佐藤義憲県議会土木委員長、遠藤雅司東北地方整備局郡山国道事務所長ら来賓が出席。関係者がテープカットし盛大に開通を祝った。
区間内には延長678mの田代トンネルと、橋長342.5mの下郷大橋があり、同橋のアーチ支間長200mは東北地方で最長。阿賀川両側の岸から伸ばした斜吊PC鋼材で、橋のアーチを建設する斜吊り張出し架設工法を採用した。施工中は末永く親しまれる道路となるよう、見学会も開いた。


ニュース一覧

トピックス

ニュース一覧