福島建設工業新聞社

昨年秋の叙勲で瑞宝双光章を受章した元県左官業組合連合会長で福島職業訓練技能協会長の佐藤司氏の受章祝賀会が8日、福島市のエルティで開かれ、業界関係者ら約70人が受章を祝った。
佐藤氏は職業訓練および専門工事業振興功労による受章。発起人を代表して小林利光福島県北左官業組合連合会長が「業界に携わり55年。大変な道のりだったが家族の支えで乗り越えられた。麗子夫人と2人の受章と言える。これからも若い職人の技術向上、業界発展のために力を尽くしてほしい」とあいさつ。
来賓の遠藤清敏県左官業組合連合会長、亀岡偉民衆議院議員、西山尚利県議会議長、佐藤雅裕県議会議員、佐藤正吉福島職業訓練技能協会副会長が「健康に留意し、さらなる活躍を期待している」などと祝辞を述べた。
小林会長から記念品、組合員の内田恵エイタック社長から花束が贈られ、佐藤氏が「世の中の流れの中で職人離れが進んでいると言われているが、力を合わせて若い職人を育成し、左官業界を盛り上げていきたい」と謝辞を述べた。
鏡開きに続いて、浅見健一福島県北左官業組合連合会相談役の発声で乾杯し、業界発展に尽くしてきた佐藤氏の功績をたたえ、晴れの栄誉を祝った。