福島建設工業新聞社

県が整備を進めてきた小名浜港大剣ふ頭のガントリークレーンの供用式が25日、現地で行われた。
同ふ頭コンテナターミナルの機能強化を目的にクレーンを1基増設した。トロリ式橋形クレーンで全高約82m、つり上げ荷重49.8t。設計・施工一括で三井E&Sが担当した。既存の同クレーンと合わせて2基体制で安定したコンテナの積み下ろしができるようになった。
関係者約50人が出席。佐藤宏隆県副知事が「安定的、効率的な荷役が可能となった。今後も小名浜港の整備を図り、利用促進につながる環境づくりを推進したい」とあいさつした。
木下秀幸小名浜港湾建設事務所長が事業経過を報告。佐藤副知事、阿部賢東北地方整備局副局長、下山田松人いわき市副市長らのテープカットに続いて、荷役初めが行われた。