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2024.05.20
万博施設整備を受注/佐藤研吾事務所、おおほり建設
大玉村のコロガロウ・佐藤研吾建築設計事務所(主宰・佐藤研吾氏)と郡山市のおおほり建設(大堀哲也社長)は、2025年に大阪市で開かれる日本国際博覧会(大阪・関西万博)に整備するサテライトスタジオ(西)の設計・施工を行っている。施設の土台、柱、屋根などの主要構造部に県産材を使用する。
万博協会は、公募型プロポーザル方式で同スタジオや休憩所など20施設の設計事業者を募集し、同事務所と同社が西サテライトスタジオを受注した。スタジオは会場内の東西2カ所に建設する放送用スタジオで、テレビ局などが中継に使用する。W造平屋138.19㎡で、一部鋼管を使用。丸太基礎、柱、屋根、リサイクル可能な環状の鋼管で構成する。基礎部分や柱は分解可能で、万博閉幕後は県内の地域施設に転用する計画。
最先端の技術が集う万博で、江戸時代の職人でも建築可能な大工仕事の魅力が詰まった施設を目指す。コンクリートを一切使わず、SDGsに配慮した。おおほり建設の作業場で塗装や仮組みを行う。塗装には日本大学工学部の学生が参加し、柿渋塗料を用いて作業する。基礎部分に用いるのは重さ250~350㎏ほどの丸太で土台に63本、ベンチなどと合わせて計80本使用する。
会場では13日に着工しており、部材は塗装・仮組みの完了後、6月上旬の搬入を予定。8月末の完成を目指す。
佐藤氏は「おおほり建設と設計・施工を元請で受注した。大部分を県内の業者で整備し、閉幕後は県内に移設する。開催の準備段階や終了後も万博の魅力だと考えている。日本の建設業界の知恵や工夫が広がるプロジェクトになればと思う」と話している。
(写真は仮組した土台部分)
万博協会は、公募型プロポーザル方式で同スタジオや休憩所など20施設の設計事業者を募集し、同事務所と同社が西サテライトスタジオを受注した。スタジオは会場内の東西2カ所に建設する放送用スタジオで、テレビ局などが中継に使用する。W造平屋138.19㎡で、一部鋼管を使用。丸太基礎、柱、屋根、リサイクル可能な環状の鋼管で構成する。基礎部分や柱は分解可能で、万博閉幕後は県内の地域施設に転用する計画。
最先端の技術が集う万博で、江戸時代の職人でも建築可能な大工仕事の魅力が詰まった施設を目指す。コンクリートを一切使わず、SDGsに配慮した。おおほり建設の作業場で塗装や仮組みを行う。塗装には日本大学工学部の学生が参加し、柿渋塗料を用いて作業する。基礎部分に用いるのは重さ250~350㎏ほどの丸太で土台に63本、ベンチなどと合わせて計80本使用する。
会場では13日に着工しており、部材は塗装・仮組みの完了後、6月上旬の搬入を予定。8月末の完成を目指す。
佐藤氏は「おおほり建設と設計・施工を元請で受注した。大部分を県内の業者で整備し、閉幕後は県内に移設する。開催の準備段階や終了後も万博の魅力だと考えている。日本の建設業界の知恵や工夫が広がるプロジェクトになればと思う」と話している。
(写真は仮組した土台部分)
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