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2014.02.20
常磐道広野~富岡/復興加速へ22日再開通/1日最大200人の労務確保
発災以来、通行止めとなっている常磐自動車道・広野IC~常磐富岡IC間が22日午後3時、約2年11カ月ぶりに再開通する。NEXCO東日本東北支社は19日、再開通を前に報道陣に現場を公開した。
同区間16・4㌔では、東日本大震災で大規模崩落3カ所を含む13カ所の本線等盛土が損傷したほか、カルバートボックス9カ所の内空頂版等が損傷。最大で延長約500㍍、深さ2~3㍍にわたる路面亀裂など、大きな被害を受けた。
所管するいわき管理事務所では応急復旧後、24年3月に広野IC~楢葉PA間6㌔、同11月に楢葉PA~常磐富岡IC間10㌔の本復旧に着工した。
切土と盛土の復旧は全体で約10万立方㍍。舗装補修は約9万平方㍍(1・7万㌧)で、全体面積の約4割に及んだ。常磐富岡ICの料金所ゲートもリニューアルした。
被災したカルバートボックス全9カ所のうち、損傷の大きいアーチ形6カ所は本線を取り壊した上で再構築した。すべて工場製作のプレキャストボックスとし、本県のほか宮城、新潟、長野、岐阜各県の5工場で製作に着手し、6カ所同時施工により約10カ月で完成させた。
同区間には国内で初めて「空間放射線量表示計」を設置する。現時点で最も線量が高い富岡町本岡字本町西地内の路肩にモニタリングポストを設置し、定点観測結果を同地点の上下線2カ所、両IC入口、下り線の広野IC手前計5カ所に置いた表示計で情報提供する。
本線の復旧工事は同日現在、ほぼ完了しており、将来車線側の被災個所も今年度内に完了する予定。事業費は約50億円で、施工は大成建設が担当している。
中村城徳いわき管理事務所長は「大規模崩落の盛土復旧3カ所、ボックスカルバート6カ所の再構築が技術的・工期的に厳しかった。浜通りは資機材と人員もひっ迫しているが、当社と大成建設が1日最大200人の労務確保に努めた結果、22日の再開通を迎えることができた」と復旧工事を振り返った。
同区間16・4㌔では、東日本大震災で大規模崩落3カ所を含む13カ所の本線等盛土が損傷したほか、カルバートボックス9カ所の内空頂版等が損傷。最大で延長約500㍍、深さ2~3㍍にわたる路面亀裂など、大きな被害を受けた。
所管するいわき管理事務所では応急復旧後、24年3月に広野IC~楢葉PA間6㌔、同11月に楢葉PA~常磐富岡IC間10㌔の本復旧に着工した。
切土と盛土の復旧は全体で約10万立方㍍。舗装補修は約9万平方㍍(1・7万㌧)で、全体面積の約4割に及んだ。常磐富岡ICの料金所ゲートもリニューアルした。
被災したカルバートボックス全9カ所のうち、損傷の大きいアーチ形6カ所は本線を取り壊した上で再構築した。すべて工場製作のプレキャストボックスとし、本県のほか宮城、新潟、長野、岐阜各県の5工場で製作に着手し、6カ所同時施工により約10カ月で完成させた。
同区間には国内で初めて「空間放射線量表示計」を設置する。現時点で最も線量が高い富岡町本岡字本町西地内の路肩にモニタリングポストを設置し、定点観測結果を同地点の上下線2カ所、両IC入口、下り線の広野IC手前計5カ所に置いた表示計で情報提供する。
本線の復旧工事は同日現在、ほぼ完了しており、将来車線側の被災個所も今年度内に完了する予定。事業費は約50億円で、施工は大成建設が担当している。
中村城徳いわき管理事務所長は「大規模崩落の盛土復旧3カ所、ボックスカルバート6カ所の再構築が技術的・工期的に厳しかった。浜通りは資機材と人員もひっ迫しているが、当社と大成建設が1日最大200人の労務確保に努めた結果、22日の再開通を迎えることができた」と復旧工事を振り返った。
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