福島建設工業新聞社

県工務店協会(和田正光代表理事)は10月31日、郡山市の郡山商工会議所で今年度働き方改革セミナー「社内の見える化セミナー」‌を開き、多様な働き方や福利厚生など社内のルール整備について学んだ。国土交通省住宅・建築物カーボンニュートラル総合推進事業の一環。各社の経営者や人事・総務担当者ら16人が受講した。
建設業サポート室理事を務める櫻井好美アスミル社会保険労務士事務所代表が「人材確保のためには社内の環境整備が必須。先に行った給与の見える化セミナーに続き、人材確保のため役立ててほしい」とあいさつ。就労者のライフステージや仕事に対する価値観の変化から「企業も新たな働き方へ対応することが人材確保のポイント」と呼び掛けた。
25年4月から施行される改正育児・介護休業法に触れ、週休3日正社員やフレックスタイム制など、多様な働き方を推進。導入に当たって検討すべきポイントを説明した。このほか休暇、福利厚生、退職金、企業のブランド力向上、社内制度について各種要件などを解説した。