福島建設工業新聞社

女性技術者の会・會津*美Ladyは、「皆が働きやすい職場・7箇条」とする提言書をまとめた。メンバーの石川茂子さん、二瓶朱莉さん、紺野逸美さんが24日、会津若松市の会津若松建設会館で同会が所属するChange!どぼく実行委員会(金子保彦委員長)構成団体代表の野地重和会津若松建設事務所長、小野大成若松支部長、滝沢康成宮下支部長に提言書を手渡した。
提言書は建設業が持続的に成長するため次世代の仲間を増やそうと、具体的取り組み事例を紹介している。企業規則に加えた労働慣行の明確化などを要望。働き方改革は、公共工事には浸透しているが、民間工事には難しいなどの課題も提起した。
また若年社員はネット情報に頼ることが多く、応用力が足りないなどの課題があり、効果的な教育方法による管理職のマネジメント能力育成について、外部研修会参加などの事例も盛り込んだ。
業種を問わずハラスメントについては、定期的な面談の重要性を提案。ワークライフバランスの実現、世代間ギャップへの理解、性別役割分業思考からの脱却も求めた。