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2025.01.27

磐農生に建設業界の仕事説明/県建協

県建設業協会(長谷川浩一社長)は22日、いわき市の県立磐城農業高校で生徒との座談会を開き、建設業への入職を希望する生徒の不安や雇用のミスマッチ解消を図った。
緑地土木科2年生33人が参加。岡部富洋校長があいさつし、齋藤淳県建設業協会事務局長が「建設業の役割や仕事について理解を深め、ぜび業界への就職を目指してほしい」と述べた。
座談会に先立ち、座学を行った。伊藤経介県土木部建設産業室主査が「県内建設業の現状」と題し、建設業は日常生活に欠かせないインフラや災害時の安全を支える職業と紹介。一方で、県内の建設業就職者数が1995年をピークに、全体的に減少傾向にあるとの課題を示した。
福浜大一建設の鈴木康修土木部係長と同DX推進室の八木澤裕美さんは「ICT活用の現状と課題、今後の展望」をテーマに講義し、活用により生産性、安全性などが向上する半面、ICT機器導入時のコスト等が課題と述べた。伊藤由雄渡辺組常務取締役は「建設業を担う若手技術者に望むこと」について話し、現場監督にはリーダシップや臨機応変に対応する能力が求められると伝えた。佐々依理子クレハ建設総務・人事部主任は「新社会人に求められる資質」に関して、まずは学生と社会人の違いをしっかり理解することが重要などと話した。
座談会は3班に分かれ、事前に実施したアンケート結果を基に、給料・賞与、休暇・勤務時間、学業と仕事の違い、高校生が学ぶべきことなどについて、各担当者と意見を交わした。


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