福島建設工業新聞社

建設系企業と福島高専との懇談会(会長=長谷川浩一いわき市建設業協同組合理事長)は12日、いわき市の福島工業高等専門学校で建設系技術者支援講座を開いた。いわき土木施工管理技士会(佐藤毅会長)、福島工業高等専門学校の共催。
インフラの維持管理分野における技術者、技能者の育成と技術力向上を目的に開催。建設技術者ら約60人が受講した。
浅野寛元福島工業高等専門学校都市システム工学科講師が「橋梁点検の基礎的な考え方」と題して講演。
近年は、社会基盤整備の時代からメンテナンスの時代に移っていると説明し「全国の橋梁ストック約73万橋のうち、2033年には建設から50年を経過する橋梁が6割に達する」と述べた。維持管理の方法について、手順や点検時のポイントなどを解説し、メンテナンスの重要性を呼び掛けた。